院長挨拶

当院は常に標準的な治療をすることを心がけています。
整形外科の治療を決めるにあたり難しいところは患者さんによって異なるということです。
極端な例ですが、靱帯損傷で機能障害が残存する可能性がある場合を想定してみましょう。
就学期の方なら、これからあらゆるスポーツをしたり、将来体を使う仕事につく可能性もあるので手術が第一選択となることが多いと思います。
同じ怪我でも80代で、激しいスポーツや労働をする可能性がない方なら一般的に保存的な治療が望ましいと考えるのが妥当でしょう。
30代の会社員ならどうでしょう。事務職なのか重労働なのか、激しいスポーツをするのか、体を動かす趣味はまったくないのか。人により様々です。
この判断を皆様の希望を聞き一番適した状態を一緒に選択していくのが私の役割だと思います。
診療してて一番難しいのは痛み、苦しさの程度を知ることです。
すごく痛い人なら多少薬の副作用が出ても、楽になったと喜んでもらえます。
しかし痛みが軽度な場合に内服の副作用がでたら、ひどい薬を出されたと非難されます。
みんな「痛い」と訴えます。その痛みが軽いものなのか、耐え難いものなのかといった程度を認識して治療を決めるように心がけています。
当院では「注射はしたくない」、「手術はしたくない」等の希望をはっきり言っていただいた方が診察がスムーズにいくと思います。
手術を考えてもいい方には適した病院を紹介しますが、希望する病院があれば言っていただけたらと助かります。

木村竜一

専門等

日本整形外科学会専門医

日本整形外科学会スポーツ認定医

日本整形外科学会脊椎脊髄病医

日本整形外科学会リハビリテーション認定医

日本医師会産業認定医

労働衛生コンサルタント

行政書士

社会保険労務士